2024年度より開始 中小企業向け省人化省力化補助金とは

経済産業省は、11月15日令和5年度補正予算案「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」を発表しました。この予算案では、中小企業の業務効率化や自動化が支援されることが期待されています。

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中小企業省力化投資補助事業とは

「省人・省力化補助金」と呼ばれるこの補助金は、令和5年補正予算案の中小企業省力化投資補助事業にて言及されています。IoT、ロボットなどの人手不足の解消につながる汎用製品を「カタログ」に掲載し、中小企業などが選択して導入できるようにすることで、容易に導入できて即効性がある省力化投資を促進する事業です。最大で1500万円が中小企業に補助金として支給されます。
また、この発表によると事業再構築補助金は大幅な改善や消失が予想されます。

補助額・補助率

従業員数5人以下200万円(300万円)
従業員数6~20人500万円(750万円)
従業員数21人以上1000万円(1500万円)

補助率は一律で1/2です。
IT導入補助金より少し額が大きく、ものづくり補助金より少し額が小さい補助額となっています。

予算規模

予算規模は1000億円と経済産業省が政府の2023年度(令和5年度)補正予算案では発表されています。
しかし先ほども述べたように、事業再構築補助金の停止が提言されており、これまでの事業再構築補助金の再編が想定されています。もしこうした既存基金を活用できれば5000億円規模となる見込みです。

想定事例

この補助金は省力や省人を目的としている為、業務の自動化などが対象となると予想されます。 自動配膳ロボットや自動清掃ロボットなどの業務ロボット、自動チェックイン機や注文システムなどのITツール、AIを活用したチャットボットなどの顧客対応ツールなどが想定されていると考えられます。

その他に予定されている補助金

また、大規模成長投資補助金という中堅・中小企業向けに業務効率化や自動化を目的とした大規模な投資にも補助金の新設が検討されており、補助額上限が50億円予算が3000億円と巨額の拠出が行われる予定です。

まとめ
この予算案が正式に成立するのは12月なので、公募の開始はおそらく3~5月になると考えられます。
このサイトでは引き続き最新情報を発表していくので随時ご確認ください。
また、BANKENでは公募に先立って相談をお受けしていますので、お気軽にご相談ください。

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